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2023年2月8日 更新
消火器の取扱いに関する注意点等について

消火器の使用方法を確認しておきましょう

 みなさん、消火器が初期の消火に有効であるのは御存じかと思いますが、近くに消火器があったのに使用されなかった事例が多いのは御存じでしょうか。

 一般的に初期消火が可能なのは、天井に炎が燃え移るまでと言われています。
 天井に炎が燃え移ったら無理をせず速やかに逃げましょう。

 また、逃げるときは、火災を拡大させないためにドアを閉め、大声で周りの人に火災であることを知らせることも重要です。

 一人での消火活動を考えず、みんなで協力することが大切です。
 いざという時のために、消火器の使用方法を確認しておきましょう。

(消火器の使い方)


1 レバーの下を持って消火器を運ぶ。

 ◎消火器は、火災の起きている場所の近くまで片手又は両手で搬送し、消火に安全な場所まで近づきましょう。

2 黄色の安全ピンを引き抜く。

 ◎消火器を下に置いてから安全ピンを抜きましょう。

3 ホースを外し火元に向ける。

 ◎ホースをしっかりと持ち、炎ではなく火元に向けましょう。

4 レバーを強く握って放射する。

 ◎放射の際は、火の根元を狙って、手前からほうきで掃くように消火剤を放射しましょう。

 ◎消火剤を効果的に放射するため、また、自分に消火剤の粉がかからないように風上から放射しましょう。

 ◎消火器が重いときは、消火器を置いたままレバーを握って放射する方法もあります。


(その他の注意点等)

 ◎室内においては、逃げ道を確保し、出入り口を背に放射しましょう。

 ◎放射時間は、消火器の種類や薬剤の量にもよりますが、粉末消火器で15秒程度、強化液タイプでは30~70秒程度となります。

 ◎放射時間や放射距離は、本体に必ず表示してありますので確認しておきましょう。

 ◎ホースは、先端を持ちましょう。
※ホースの途中を持つとホースの圧力などから狙いが定まらず、的確な場所に放射できないおそれがあります。

腐食が進んだ消火器の破裂・負傷事故に御注意ください


 腐食した消火器を使用したことで、思わぬ容器の破裂により全国で負傷事故が発生しています。

 消火器は、定期的に状態を点検し、腐食が進んでいるものやキャップ等に異常があるものは絶対に使用せず、レバーを握ったり、衝撃を与えるような取扱いをしないでください。

 消火器は、水回りや屋外など腐食しやすい環境に放置せず、異常を発見すればすぐに交換しましょう。

※「消火器点検パンフレット」(総務省消防庁)(https://www.fdma.go.jp/mission/prevention/item/prevention001_04_shoukaki_pamphlet.pdf)を加工して作成

(古い消火器を処分するには)


 那智勝浦町消防本部では、消火器の収集を行っていません。

 消火器の処分は、一般社団法人日本消火器工業会が地域の販売代理店(リサイクル窓口)と協力して行っていますので、お近くの窓口へお問合せください。

 お近くの窓口は、下記「消火器リサイクル推進センター」提供のバナー又はQRコードから調べることができます。

 バナー

消火器リサイクル窓口検索

 QRコード

訪問業者による悪質な消火器販売・点検には御注意ください

 「消防から来た」「一般家庭にも消火器の設置義務がある」などと偽ったり、出入り業者又は契約業者を装って不当な価格で消火器の訪問販売や点検を行ったりする業者がいます。

 消防職員が消火器の販売及び点検をすることはありませんし、一般家庭に消火器の設置義務はありません。

 安易にサイン等をせず、被害にあわないように注意しましょう。

 不審に思うことがありましたら、消防本部まで連絡してください。

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那智勝浦町消防本部
住所:649-5331 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町天満1244番地1
TEL:0735-52-0119