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2020年12月7日 更新
ポリファーマシーについて

ポリファーマシーとは

 ポリファーマシーとは、「複数」という意味のポリと、「調剤」という意味のファーマシーを合わせた言葉です。
 しかし、単に「服薬する薬が多い」という意味ではなく、多くの薬を服用しているために副作用のリスクが高くなっていたり、決められた用法・容量のとおりにきちんと服用できなくなったりしている状態のことをいいます。
 特に、高齢になると複数の病気を持つことなどで薬が多くなる可能性が高く、さらに、加齢に伴う生理的な変化により体内で薬を分解したり、体の外に排泄したりするのに時間がかかるようになるため、よりポリファーマシーが生じる可能性が高くなります。

ポリファーマシーを予防・解消するために

 ポリファーマシーは、単に薬を減らせば解消されるというわけではありません。薬によっては、急に服用をやめると症状が悪化したり、思わぬ副作用が出ることがあります。
 そのため、ポリファーマシーの予防・解消には以下の取組を行いながら自分が服用している全ての薬等(健康食品やサプリメントを含む)の情報を医師や薬剤師などの専門家と共有しておくことが重要となります。

・お薬手帳を一冊にまとめましょう

 お薬手帳を何冊も持たれている場合、それぞれの手帳に別々の薬の情報が管理されているため、正確な薬の情報が医師や薬剤師に伝わらない可能性があります。
 お薬手帳を一つにまとめることで、より正確に薬の情報を医師や薬剤師と共有することができるようになるため、普段からお薬手帳は1冊にまとめておき、受診時には必ず持参するようにしましょう。

・かかりつけ薬局や薬剤師をもちましょう

 かかりつけ薬局や薬剤師を決めておくことで、複数の医療機関を受診しても処方される全ての薬の情報を薬剤師に把握してもらうことができるようになります。また、そのことで薬についての相談もし易くなります。

気になる時は医師や薬剤師に相談しましょう

 服薬していて気になる症状があっても、自己判断で勝手に薬をやめたり、減らしたりするのはよくありません。必ず医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
 その際に「いつ頃から」、「どのような症状が出たてきたのか」等、気になる症状について正確に伝えることができるように、普段からメモ(記録)をしておきましょう。

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