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2021年7月26日 更新
那智勝浦町町歌のご紹介
那智勝浦町町歌をご存じですか?
町制施行30 周年を記念して、昭和60 年4 月に制定されました。
ふるさと那智勝浦町への思いが込められた町歌がより一層、皆様に親しまれることを願い、町歌のメロディーが午後5 時の町内放送で流れています。

那智勝浦町町歌

作詞 若林 芳樹
作曲 石桁 真礼生

一、
 扇まつりの 火(ほ)あかりに
 滝うるはしく 神寂(かんさ)びぬ
 歴史もゆかし み熊野の
 伸びゆく清らに 和(なご)む町
 那智勝浦町 那智勝浦町
 みなぎる力あり

二、
 湯の香(か)ほのぼの ただよひて
 風あたたかく つつじ炎(も)ゆ
 蜻蛉(あきつ)のつばさ 紀の国の
 かがやく未来を 展(ひら)く町
 那智勝浦町 那智勝浦町
 あかるき希望あり

三、
 睦みいそしむ 六つの郷(さと)
 幸(さち)ゆたかなる 海広し
 みどりの山河 水清く
 文化を伝へて 薫る町
 那智勝浦町 那智勝浦町
 常盤(ときは)に栄(さかえ)あれ

町歌の大意と語意

歌詞に込められた思いを歌詞順にご紹介します。

1.
扇祭の松明の焔(ほのお)に映える那智の滝は、神神しく、ここは熊野信仰の聖地である。
古い歴史を秘めて、各方面にぐんぐん伸びて行く、清潔な、平和な町、この那智勝浦町には、現在、活力が充(み)ち充ちている。

2.
温泉の香りが辺りにただよい、南の風は暖かく吹き、町花つつじが炎えるばかりあざやかに咲く。
温泉と観光の町、産業の盛んな町として紀伊半島の未来を明るく輝かしく発展させてゆく、この那智勝浦町には、どこまでも発展する明るい希望がある。

3.
合併した旧六町村が仲よく力を協(あ)わせて勤勉に精励し働き、海山に産物多く、町は広々とした太平洋に向かっている。翠(みどり)滴る山、水清き川、ここに伝統古き文化の薫りがある、この那智勝浦町よ、永遠に栄えて行け。

語意解説
〇扇まつりの火(ほ)あかり
  那智の扇祭の大松明の焔の明り。
〇滝うるはしく
  那智山の高浜虚子の句碑に「神にませば まことうるはし 那智の滝」という句がある。
〇神寂(かんさ)びて
  神々しく。(この世ならず落ち着いた雰囲気で)
〇蜻蛉(あきつ)のつばさ
  とんぼの羽根。日本国を一名「あきつしま」といい、日本をとんぼとすれば、紀伊半島は、その南の翼に例えられる。島崎藤村の詩「晩春の離別」の中に「さてはあきつの島が根の南の翼、紀の国をめぐりて進む黒潮の」という一節がある。
〇六つの郷(さと)
  那智勝浦町を構成する旧六町村。
1955年(昭和30年)4月1日、那智、勝浦、色川、宇久井の4ヵ町村が合併して那智勝浦町となり、1960年(昭和35年)1月1日、大田村、下里町が編入合併。
〇幸(さち)
  狩や漁の獲物や農林水産物。
〇常盤(ときは)に
  永久不変に。永遠に変わることがない様子。

【動画】那智勝浦町町歌(さわかみオペラin南紀勝浦生まぐろ市場コンサート)

令和3年4月17日に開催された「さわかみオペラin南紀勝浦生まぐろ市場コンサート」にて披露された、那智勝浦町町歌です。

本文終わり
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