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このたびは、那智勝浦町のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。 那智勝浦町は和歌山県の南東部に位置し、東は豊かな黒潮が流れる熊野灘に面しており、北部には紀伊山脈の南端にあたる那智連峰が連なり、これに源を発する那智川、太田川が南東に流れ、それぞれ熊野灘に注いでいます。リアス式海岸の中には勝浦港など天然の良港があり、加えて名勝「紀の松島」など見事な景勝地を有しています。
那智勝浦町にある那智山エリアは、熊野信仰の中心地であり、日本の代表的な聖地、熊野三山のひとつとして知られ、修験道や観音信仰と結びついて発展しました。中でも、日本三大名瀑の一つである「那智の滝」は熊野信仰の象徴であり、観光業が主要産業である那智勝浦町の顔ともいえる大切な存在です。平成16年7月には「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録され、古来より「蟻の熊野詣」と例えられた熊野参詣道(熊野古道)は、多くの参詣者で賑わっています。 また、本町にある勝浦市場は、生鮮まぐろの水揚げ量日本一を誇ります。環境にやさしいとされる「はえ縄漁」で水揚げされる「紀州勝浦産生まぐろ」は、丁寧に活け締めされており、その鮮度が自慢です。 そして、那智勝浦町には177の源泉があり、その数は県内一です。町の中心部にあり熊野灘に面した勝浦温泉や、郷土の詩人佐藤春夫が名付けた汽水湖「ゆかし潟」のほとりの湯川温泉等、特色ある温泉を楽しむことができます。 このように、那智勝浦町は「世界遺産と生まぐろと温泉のまち」をご堪能いただけるまちでございます。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
平成23年9月の台風12号の豪雨による「紀伊半島大水害」は、土砂災害や河川氾濫等により本町にも甚大な被害をもたらしました。水害からの復旧・復興は進みましたが、近い将来、南海トラフにかかる地震・津波の発生も懸念されております。また、人口減少や少子高齢化についても年々進行しており、本町を取り巻く環境は厳しさを増しています。
そのような状況の中ではありますが、「安心・安全の取り組み」、「子ども・子育て支援」、「高齢者支援の取り組み」、「経済対策・環境保護の取り組み」を中心に、「住んでよかった・住み続けたい・住んでみたいまち」と多くの方々に思っていただけるような魅力あるまちづくりをより一層推進し、「笑顔あふれる那智勝浦町」になるよう、粉骨砕身努力してまいります。
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