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2024年6月1日 更新

スペイン国ガリシア州フィステーラ市と交流協定を締結しています

フィステーラ市との交流協定

 令和5年11月4日、スペイン国ガリシア州フィステーラ市サン・カルロス城において令和6年1月1日から効力を生ずる交流協定書に署名しました。
 「フィステーラ」はスペイン語で「地の果て」を意味し、市南端のフィステーラ岬は「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の最終的な目的地となっています。那智勝浦町は平安時代の熊野詣における「熊野古道」の最終目的地とされている共通点があり、この度の友好協定となりました。
他の共通点としては、
〇フィステーラはヨーロッパの西の端に位置し、その地名は地の果てを意味します。アジアの東の果てにある日本において、熊野の「熊」は「隈」を意味し南のすみを表すこと。
〇両地域とも巡礼道ができる以前から地の果てである岬や滝を目当てに多くの人々が訪れる場所であったこと。
〇かつてフィステーラの海のかなたには天国があると考えられており、那智勝浦町でも南の海のかなたに極楽浄土があると伝えられていたこと。  
〇フィステーラの西に沈む夕日と那智勝浦町の東から上がる朝日が同じ時刻となる日が年に2回(5月17日と7月25日)あり、逆になる日が年に2回(1月18日と12月1日)あること。
〇那智参詣曼荼羅絵図で生と死が表され、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂も生と死が描かれていること。
〇両町とも港町で漁業が盛んなこと。
 今後、那智勝浦町とフィステーラ市は「世界遺産の巡礼道間の交流」だけでなく、文化・芸術・産業交流など幅広い分野における交流を通じて、相互理解と連携の深化に努めてまいります。

交流協定書に署名
(岸本知事・堀町長・ドミンゲス市長・ミラ教授)

フィステーラ岬と巡礼路の最終地点を示す0.000㎞の道標

フィステーラ岬と巡礼路の最終地点を示す0.000㎞の道標

和歌山県とガリシア州

 和歌山県とガリシア州は、「熊野古道」と「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」について、1998年に姉妹道提携を締結しました。
 令和5年には、姉妹道提携から25周年となる節目の年を迎え、これを契機として自治体間の交流を拡大し、さらなる交流促進を図るため令和5年11月1日(水)から11月6日(月)の日程で和歌山県・田辺市と共にスペインを訪問するとともに、本町とガリシア州フィステーラ市を訪問し、交流協定を締結することとなりました。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ

 サンティアゴ・デ・コンポステーラは、ローマやエルサレムと並ぶキリスト教の三大聖地の一つです。スペイン国内にはサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路が10本あり、その内3本が世界遺産に登録されています。
 州政府観光局の下で巡礼路は、道の保護・道の整備・プロモーションの3つに分けられ、世界中に430ある友の会、3つの大学、その他民間企業からの協力を得て事業が行われています。  
 また、州立の宿泊施設等もあり、大聖堂には世界中からの多くのボランティアが集まり働いています。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路     

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂

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