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2017年1月31日 更新
大規模盛土造成地マップ

●背景

 平成7年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)、平成16年の新潟中越地震などでは、大規模に盛土された造成宅地において滑動崩落現象による災害が発生しました。このことを背景とし、国は平成18年に宅地造成等規制法を一部改正し「宅地耐震化推進事業」を創設しました。
 これに伴い那智勝浦町では、「宅地耐震化推進事業」の検討を行い、第1次調査として町内に分布する大規模盛土造成地の調査に着手しました。この結果として、住民の防災に対する意識を高めていただくことを目的に「大規模盛土造成地マップ」を作成いたしました。

●大規模盛土造成地

 谷埋め型大規模盛土造成地と腹付け型大規模盛土造成地があり、次のいずれかの要件を満たすものを大規模盛土造成地として位置づけています。
 
 1.谷埋め型盛土造成地の要件
  →盛土の面積が3,000平方メートル以上
 2.腹付け型盛土造成地の要件
  →盛土する前の地盤面の水平面に対する角度が20度以上で、
   かつ、盛土の高さが5メートル以上。
 

谷埋め型大規模盛土造成地の画像
腹付け型大規模盛土造成地の画像

●大規模盛土造成地マップ

 第1次調査において抽出した大規模盛土造成地について、その概ねの位置を示す大規模盛土造成地マップを作成しました。
 大規模盛土造成地マップの公表を行うことによって、宅地所有者等に対して身近な大規模盛土造成地の存在を知っていただくとともに、防災意識を高めていただくことを主な目的としています。
 なお、大規模盛土造成地マップは、町内に分布する大規模盛土造成地のおおよその位置を示したものであり、盛土の危険度を示したものではありません。
 *宅地耐震化推進事業については、国土交通省ホームページをご覧下さい。 

●よくあるお問い合わせ

Q1 大規模盛土造成地とはどのような造成地ですか?
A1 盛土造成地は、谷間や山の斜面に土を盛るなどしてつくられています。
   このうち、過去の地震時の被災事例から、滑動崩落の発生が多かった盛土の面積や高さ、盛土をする前の地山の傾斜をもとに次のよう
   に定義されています。
   谷埋め型・・・谷を埋め立てた宅地で、盛土の面積が3000平方メートル以上の盛土造成地
   腹付け型・・・傾斜地に盛土した宅地で、盛土をする前の地山の傾斜が20度以上の急な斜面で、
          かつ、盛土の高さが5メートル以上の盛土造成地
 
Q2 大規模盛土造成地マップを公表した目的は何ですか?
A2 土地所有者に対して身近な大規模盛土造成地の存在を知っていただくとともに、防災意識を高めていただくことが主な目的です。
 
Q3 公表されたマップに示されている箇所は危険ということですか?
A3 造成前と造成後の地形図を重ね合わせた机上調査により、大規模盛土造成地の定義に該当するものを抽出しましたので、大規模盛土造
   成地であるからといって危険というわけではありません。
 
Q4 大規模盛土造成地内の土地は、宅地造成や建築を行う場合には、特別な手続きや条件が必要になりますか?
A4 現時点では、大規模盛土造成地内だからといって、特別な手続きや新たな規制が生じるものではありません。今後、必要な手続きなど
   が生じる場合は、改めてお知らせします。
 
Q5 土地売買の際に大規模盛土造成地に入っていることを、重要事項説明書に記載する必要がありますか?
A5 大規模盛土造成地について、重要事項説明書に記載する必要はありません。

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建設課
住所:649-5392 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字築地7丁目1-1
TEL:0735-52-0560
FAX:0735-52-2526