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2022年6月14日 更新
那智の扇祭り
 例年7月14日に行われる「那智の扇祭り」は、日本三大火祭りのひとつとされ、重さ50㎏以上もある大松明の炎が参道いっぱいに乱舞します。

 令和4年度の扇祭りについては参列者の人数を制限した上、祭典の斎行時間が変更致しますが、当日の諸祭儀については例年通り執り行うこととなりました。一般の拝観も可能でございます。
なお、今後の感染状況によっては変更することもございます。何卒ご理解の程お願い申し上げます。

【熊野那智大社HP】

※詳細は熊野那智大社HPをご覧ください。

那智の扇祭りの画像

 「那智の火祭」の呼び名として長年親しまれてきましたが、平成27年に「那智の扇祭り」として国の重要無形民俗文化財に指定されたことから、改めて本来の「那智の扇祭り」と記載を変更しております。


那智山の信仰は、神武天皇東征の折りに、那智の滝を大己貴命(大国主命)の御霊代として祀ったことに始まります。

仁徳天皇の頃、那智山中腹にその社殿を移し祀ったのが今の熊野那智大社の起源で、全国三千有余社の熊野神社の御本社でもあります。

この例大祭は、熊野那智大社から御滝前の飛滝神社への年に一度の里帰りの様子を表したものです。

十二体の熊野の神々を、御滝の姿を表した高さ6mの十二体の扇神輿に移し、御本社より御滝へ渡御をなし、御滝の参道にて重さ50㎏~60㎏の十二本の大松明でお迎えし、その炎で清める神事が「那智の扇祭り」です。

当日は、那智大社境内にて午前11時から「大和舞」、午前11時30分から「那智田楽」が奉納されます。クライマックスとなる御滝本神事(大松明に点火)は午後2時から滝前の参道にて行われます。こちらは大変混み合いますので、早めに滝前参道沿いの適当な場所にてお待ちください。

那智田楽(国指定重要無形民俗文化財・ユネスコ無形文化遺産)

那智田楽の画像

「那智田楽」は、足利時代の応永10年に京都から、田楽法師・宗正、法輪を招いて習得したものであると伝えられています。

楽器は、笛、腰太鼓、編木の3種で、笛1人、腰太鼓4人、編木4人、番外の舞人シテテン)2人、 の計11人の編成により舞います。舞人の服装は、緞子でつくられた直垂(太鼓の者は赤、編木の者は黄)、袴は白二引の縹色のくくりばかまで、綾藺笠をかむります。

田楽舞を創成期の形をそのままに伝えている、全国的にも数少ない例として国の重要無形民俗文化財にしていされています。
また2012年12月には、ユネスコの無形文化遺産への登録が決定しました。

大松明

大松明の画像

「大松明」は重さが約50kg程になり、桧の割板を桶のように輪じめにしたもので、那智山地元の人々の奉仕によります。

扇神輿

扇神輿の画像

「扇神輿」は幅1メートル、長さ6メートル程の細長い框に赤緞子を張り、金地に朱の日の丸を描いた扇を組み合わせ、9ヶ所に計32本、白銅鏡8面、それに「光」「蝶 の髭」「縁松」「桧扇の花」などを飾りつけ、その姿は「那智の大滝」を表すといわれます。

那智の扇祭りの画像

※ 那智の扇祭りなどの映像

那智の扇祭り こちら

タクシー

JR紀伊勝浦駅から滝前まで約20分。

自家用車

国道42号線を勝浦から新宮方面へ、那智勝浦新宮道路を利用し、那智勝浦出口信号を左。その後付近までは約8km、約15分。
会場付近には民営の駐車場がいくつかありますが、数に限りがありますので、できるだけ公共交通機関をご利用ください。

バス

JR紀伊勝浦駅から滝前バス停まで約30分。

本文終わり
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